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ポストAI時代に必要とされる技術とは?

MindTechマガジン第一号は、「MindTech」社名の由来ともなったこのテーマに触れてみたい。

今、AIテクノロジーが猛威を振おうとしている。もちろんAIテクノロジーの恩恵は計り知れない。
だが、人類が本当に求めている世界はAIテクノロジーで完成しうるのか?

今、人類が心から欲しているものは何なのだろうか?

人類の歴史は「自由の獲得」の歴史

進化論を観てもわかると通り、地球上の生物は何かしらの不自由を解消するたびに(それは種の保存、生存競争の結果ともいえるが)、少しづつ進化を遂げ自由を獲得してきた。
この法則は人類史にもそのまま当てはまる。

▶︎STEP①「自由な土地」の獲得:帝国主義

動物から身を守るために、集団で生活することを選択し、やがて永住地を見つけた人間たちは自由な土地を拡大し、王政を敷き帝国主義を築いて行った。

▶︎STEP②「自由な体」の獲得:個人主義

王政のもと、一部の王族のもと奴隷としての生活を余儀なくされた民衆たちは、人間としての体の自由を渇望し、フランス革命の人権宣言に端を発す、個人主義へとシフトしていくことになる。
この流れは植民地時代の終わりを告げる世界大戦まで続く。

▶︎STEP③「自由な物や情報」の獲得:資本主義

身体的な自由を手にすると、今度はかつて王族だけが享受していた、生活を豊かにする豪華なモノや情報の所有へと関心が移って行った。
ここで、王の力を借りなくても、労働力を集め、生産し、流通する資本主義という仕組みを確立されていく。

▶︎STEP④「自由なお金」の獲得:金融資本主義

そして充分なモノや情報が手に入ると、残された金脈はまさにお金だ。金融工学を発展させ、お金をという情報を錬金術のように限界まで増幅させる手法を編み出した。
もちろん行き過ぎたマネーゲームによる貧富の格差という問題があるにせよ、マクロな視点で見れば、奴隷制度や植民地時代に比べ、総じて個人のお金の自由度は上がっている

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この様に、我々は、自由という渇望の歴史の中で、新たなイズム(ims)が形成してきたと言える。

さて、ここまできて、次の問いが生まれてくる。

人類が求める新たなる自由は何だろうか?
現代人は今、何に不自由しているのだろう?

新たな自由を求め始めた人類の旅

あらゆる自由を手に入れてきた人類が最後に求めているものは、はたして何だろうか?
今、人間は何を渇望しているのだろうか?

私はそれを「心の自由」とイメージしている。

・多くの人が生きる意味価値を見出せず、鬱や自殺者が増え続けている
・困難な時代において、多くのリーダーがビジョンを語れず、将来の方向性が見えない
・多くの企業が人材を活かしきれず、成長がストップし経済低迷にもつながっている

人類がこれまで築いてきた技術では解決できない課題が増え続けている。

心の豊かさが唱えられて久しいが、今最先端テクノロジーと言われる「科学技術」「IT技術」「AI技術」からは、これらの課題に対する解決の糸口がなかなか見えてこない。

 

キーワードは、科学テクノロジーの先にあるもの

そんな流れを受けてか、2015年~2016年当たりから、奇しくもAIテクノロジーが日の目を見始めるのとほぼ同時期に、ビジネスリーダーたちが注目し取り入れ始めたある動きがある。
Googleに代表される「禅の思想」や「マインドフルネス」といったものたちだ。

ある種今まで敬遠されてきた、「心=Mind」というものが、重要性を増し、確実に市民権を得始めているのも、時代の文脈から観れば自然の流れと言えそうだ。

さて、ここで一つ重要なキーワードがある。それは、「テクノロジー」だ。

人類は、その進化の歴史の中で、新しい技術を開発し、応用活用することで新しい自由を獲得してきた。
テクノロジーの発見失くして、人類の進化発展は無かったと言える。

後編では、「テクノロジーの歴史」という切り口から、このテーマを深めてみたい。
実は、ここにも興味深い法則性が見えてくる。

いずれにせよ、新たな自由を求める人類の旅は始まったばかりと言えそうだ。後編につづく

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